購入手続きを自動化する TI store API を提供
新しいオンライン API の採用で、TI パーツのリアルタイム在庫に直接アクセス可能

テキサス・インスツルメンツ (TI)は、半導体製品の確実な入手がエレクトロニクス業界で引き続き優先事項になっている中、メーカー各社が必要な製品を入手できるよう、大きな前進となる調達支援システムを発表しました。今回提供する API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)スイートは、これまでにないアクセス手段を提供し、TI のアナログ製品および組込みプロセッシング製品の在庫情報を高精度かつリアルタイムでアクセスできるようになります。

 

TI のワールドワイド セールス 兼マーケティング担当、シニア バイス プレジデントを務める Mark Roberts は次のように述べています。「多くの企業は、供給ニーズの予測能力を高め、市場投入までの期間を短縮する手段を求めています。これは、メーカー各社とのより密接な協力が必要であることを意味します。半導体メーカーとして、このような API を最初に提供できることをうれしく思います。結果としてお客様は 、TI の正規品の在庫に関する明確な見通しを把握し、より利便性の高い購入環境を活用することが可能となります」

 

TI store APIにより、お客様の調達システムを TI のシステムに直接リンクし、デジタル形式でデータを迅速に交換することが可能になります。TI のお客様はこれらの API を活用して自社の発注プロセスをカスタマイズし、TI 製品が入手可能になったときに即時に購入することができます。TI の在庫データにリアルタイムでアクセスすると、調達部門はコストの削減や入荷までのリードタイム短縮を実現すると同時に、自社が受け取る情報の精度を高めることができます。TI API の詳細については、https://www.ti.com/ja-jp/ordering-resources/api-buying.htmlをご覧ください。

 

TI store API の利点:

  • より速く、より自動化されたご注文:TI store API は、製品の注文に要する時間と手間を節減します。自動化を通じて調達プロセスを迅速化できるので、調達管理者は自社の真の在庫状況をより簡単に把握し、製品調達に関する自社の供給ニーズをより正確に予測することができます。
     
  • セルフ・サービスのコネクティビティ(自社開発で接続を確立するための支援資料):TI は、ワークフロー統合ガイドなどの API 資料とともに各種リソースを公開しています。すぐに活用できる事前開発済みコードの活用で、TI store API スイートによる接続を開始できます。加えて、お客様は専用の TI E2E™ 設計サポート・フォーラムを活用し、機能のテストと実装を行う際にサポートを受けることができます。
     
  • 決済と配送に関するフレキシビリティ:TI は、お客様がキャッシュ・フローをより効果的に管理できるように支援します。TI store API スイートを使用してご注文を行うお客様の場合、TI は 15 種類以上の通貨での支払いに対応し、銀行振替や Apruve NET 30 Terms(ご購入から 30 日以内のお支払い)を含めた複数のお支払方法に対応しています。また、45 の国や地域向けの配送の場合、TI が輸入者になることも可能であり、その場合、お客様は通関手数料を節減することができます。
     
  • 一貫性のある使いやすいご注文プロセス:お客様は、社内の調達部門のデザインと操作感に合わせてご注文の入力をカスタマイズすることができ、ご注文プロセスを簡素化できます。

 

TI でオンライン・カタログ事業のディレクターを務める Jason Raboy は次のように述べています。「新しい API スイートを導入して TI に接続することで、お客様は社内の事業モデルに最適な慣行、管理手法を使用して購入プロセスを自動化することができます。TI 正規品の在庫情報にアクセスし、部品を入手するために多様なカスタマイズを実施できる、これまでにない非常に利便性の高い方法です」

 

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