テキサス・インスツルメンツ次期社長兼CEOにハビブ・イランが4月1日付けで就任
現CEOのリッチ・テンプルトンは、会長に就任

テキサス・インスツルメンツ(TI)は、取締役会において、2023年4月1日より、ハビブ・イラン(Haviv Ilan)が社長兼CEO(Chief Executive Officer)に就任することを決定したと発表しました。現在の社長兼CEOのリッチ・テンプルトン(Rich Templeton)は、会長に就任します。

TIにて24年の経験を持つベテランであるイランは、2014年にシニア・バイス・プレジデント、2020年にエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼COO(Chief Operation Officer)に昇格しています。本役員人事は、イランの2021年の取締役への選任を含む綿密な計画に基づいています。

現CEOのテンプルトンは次のように述べています。「イランは非常に優れたリーダーであり、数々の実績とともに、イノベーションに集中的に取り組み、勝利への熱意にあふれています。これらの資質こそが、イランが卓越したリーダーである所以です。取締役会も私も、イランがTIの次期CEOを務め、長きにわたって企業力を強化していくのにふさわしい人材だと確信しています」

イランは次のように述べています。「TIそして半導体業界にとって、非常に大切なこの時期に、リーダーとして会社を率いていくこととなり、光栄に思います。幅広い製品ポートフォリオ、製造とテクノロジの強固な基盤、市場チャネルへのリーチ、長く維持されている多様な立ち位置、これらすべてが組み合わさることで、TIは強固なポジションを確立しました。私達の野心と価値観は、TIをさらに力強い企業へと成長させるうえで欠かせないものです」

TIの筆頭取締役で報酬委員会の委員長を務めるパム・パトスレイ(Pam Patsley)は次のように述べています。「取締役会では後継者育成計画を重要な責任の1つと捉えており、本役員人事は、配慮の行き届いた計画的な交代を伝えるものです。イランは、ビジネス、テクノロジ、市場に関する深い知識を持ち、倫理と価値観のしっかりとした土台を持つリーダーです。TIはその戦略、経営、財務規律によって、業界の他の企業と一線を画しています。テンプルトンがCEOとしての18年の在任期間中に発揮したビジョンとリーダーシップにより、TIは成長に向けた好位置につけることができています。テンプルトンはアナログと組込みプロセスに焦点を定め直したうえで、資本配分をめぐる適切な規律を確立し、1株当たりのフリー・キャッシュ・フローを6倍以上引き上げることで、TIに変革を起こしました。今後も、取締役会長として、TIのためにリーダーシップと洞察力を発揮してくれることを期待しています」

 

経歴については以下リンク(英語)をご参照ください。

リッチ・テンプルトン:こちら

ハビブ・イラン:こちら

 

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