業界最小の高性能統合チャージャにより、バッテリ寿命が5倍以上になる設計を実現

 

 

2020年6月30日

SCJ-20-007

日本テキサス・インスツルメンツは、パワーパス管理機能を内蔵し、最大97%の高効率で、電力密度が最大化されたユニバーサルな高速充電を実現する、業界最小の昇降圧バッテリ・チャージャICを発表しました。『BQ25790』と『BQ25792』は、小型のパーソナル・エレクトロニクス、携帯型医療機器、ビル・オートメーションといったアプリケーションで、USB Type-C™およびUSB Power Delivery(PD)ポートを介し、高効率な充電をサポートし、10分の1の静止電流を実現します。

 

製品の詳細に関しては、www.ti.com/BQ25790-prwww.ti.com/BQ25792-prをご覧ください。

 

有線、ワイヤレス、OTGアダプタでの超高速充電を実現

『BQ25790』と『BQ25792』は、USB Type-CおよびUSB PDアプリケーションに対応し、3.6V~24Vの入力電圧範囲全体にわたり最大5Aの充電電流で直列1~4セルのバッテリを充電できる柔軟性があります。チャージャに内蔵されたデュアル入力セレクタは、ワイヤレス、USB、バレルジャック、太陽光充電といったさまざまな電力供給源をサポートすると同時に、30W時の効率が97%と、迅速な充電性能を発揮します。

 

ユニバーサル充電により、血圧モニタや低電力の持続陽圧呼吸(CPAP)機器などの携帯型医療機器の充電を、車のシガーソケットやUSB-PDアダプタから行えるようになるため、携帯型医療機器の自由度や利便性がこれまで以上に向上します。順方向および逆方向の双方向充電により、On-the-go(OTG)充電に対応します。詳細については、技術記事「汎用高速充電 – バッテリ駆動アプリケーションの将来のトレンド」をご覧ください。

 

50%増加した電力密度で、より小型で強力なアプリケーションを設計

『BQ25790』と『BQ25792』は、電力密度が155mW/mm2と、競合製品に比べて最大で2倍になります。これらの新しい昇降圧チャージャでは、ソリューション・サイズの縮小と部品表(BOM)の削減を可能にするため、業界で初めて、スイッチングMOSFET、バッテリFET、電流センシング回路、デュアル入力セレクタといった部品を全面的に統合しました。市場での普及に伴い小型化と低コスト化が進んでいるスマート・スピーカーのようなアプリケーションにとって、部品数の削減は特に価値があります。

 

詳細については、技術記事「昇降圧充電とUSB Type-C Power Deliveryで電力密度を最大化する」(英語)をご覧ください。

 

超低消費電力でバッテリ駆動時間を最大化

『BQ25790』と『BQ25792』は、業界初の、静止電流1µA未満のマルチセル昇降圧バッテリ・チャージャです。出荷モードとシャットダウンのデュアル機能により静止電流が10分の1にまで抑えられるので、保管寿命が競合デバイスの少なくとも5倍に延びます。バッテリFET抵抗が8mΩと非常に低いこともあり、長期間にわたる運用が要求されるアプリケーションのバッテリ駆動時間を最大限まで延ばすことができます。

 

例えば、通常はコンセントからの電力で動作するビデオ・ドアベル・アプリケーションの場合、主電源がバッテリ・パックに切り替わっても、中断なく継続して動作することができます。TIのチャージャにより、電力消費と放熱による電力損失が抑えられるため、バッテリの電力でビデオ・ドアベルをより長時間駆動できるようになります。

 

パッケージ、供給と価格について

BQ25790』は、2.9mm×3.3mmの56ピンWCSPで、『BQ25792』は、4mm×4mmの29ピンQFNパッケージで、TIと正規販売特約店より供給中です。全量リールおよびカスタム数量リールは、TIウェブサイトとその他の販売チャネルより供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は、それぞれ2.29ドルから設定されています。BQ25790EVM評価モジュールは、149ドルでTIウェブサイトより供給中です。TIウェブサイトでは、お支払いと配送方法について各種オプションをご用意しています。

 

※すべての登録商標および商標はそれぞれの所有者に帰属します。